ビルドツールGradleをEclipseで使うための手順

ビルドツールGradleをEclipseで使うための手順です。
Gradleは、AntやMavenのようにビルドを自動化するツールですが、
AntやMavenよりシンプルで便利な感じです。

Eclipse 4.4(Luna) WTP 英語版を立ち上げたことを前提にして説明します。
日本語版でも問題ないと思います。

  1. Help > Eclipse Marketplace > Searchで、FindフィールドにGradleを入力後、エンターキーを押します。
  2. 名前にGradleが入ったプラグインの一覧が出ますが、Gradle IDE PackでInstallボタンを押します。
  3. Confirm Selected Featuresで、Gradle IDE Packにチェックを入れて、Confirmボタンを押します。
  4. Review Licensesで、I accept ...にチェックを入れて、Finishボタンを押します。これでGradleのEclipseプラグインのインストールが開始されます。
  5. インストール途中、Security Warningが出ますが、OKを押して下さい。
  6. You will need to restart Eclipse...と出ますが、Yesを押して下さい。

これでインストール完了です。


簡単なGradleプロジェクトを作ってみましょう。
これはやらなくてもいいです。やりたい方だけ、やってみて下さい。

  1. EclipseのPackage Explorer上で、Ctrl+Nキーを押して、Gradle Projectを選びます。
  2. Project nameに欲しいプロジェクト名を書いて、Sample projectセレクトボックスからJava Quickstartを選んで、Finishボタンを押します。ここでは仮にgtestとします。適当に読み替えて下さい。
  3. すると、Package Explorer上にgtestプロジェクトが生成されます。

(最初は必要なファイルをリモートから取得するせいか? ちょっと時間がかかるようです。)

  1. Window > Show View > Other > Gradle Tasksを選んで、OKボタンを押します。
  2. Gradle Tasksビューで、Projectセレクトボックスからgtestを選び、その下のリストからbuildをダブルクリックします。
  3. これでビルドが始まります。ビルドの過程はConsoleビューで確認できます。
  4. 最後にConsoleビューにBUILD SUCCESSと表示されるはずです。ビルド成功です。おめでとうございます。

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これでGradleを使用する準備ができました。

後はGradleのビルドスクリプト(build.gradle)を作成する方法を学習すればいいですね。
といっても、これが一番時間かかりそうです。
でも、ビルドスクリプトに使う言語がGroovyなので、何でもできそうだし、
XMLを使うMavenより簡潔なので、比較的楽そうです。